13階が無い建物
ホテルによく宿泊する方は割と気づいている事かもしれませんが、12階の上が14階
になっている建物は意外と多いです。何故ホテルには13階が無い事が多いのかというと
「13」という数字は欧米では忌み数とされている為です。
有名なホラー映画に「13日の金曜日」というタイトルがありますが、「13」は海外では
不吉の象徴とされています。何故不吉とされているのかは複数の説がある為定かでは
ありませんが、最も有力な説は宗教的要因のようです。
13階の飛ばし方を見てみると12階→14階となっているのが最も多いですが、13階が最上階
の場合12階→TOP階となっている場所もあります。また、海外では12b階や
12.5階としてある物件もあるそうです。
ちなみに日本では「4」や「42」が不吉とされており、42階が無い高層ビルはホテルを中心に
何件か見かけました。しかし日本では4階が無い建物というのは今までにかなり多くの
建物を見てきた私自身、一度しかありません。
次に日本以外のアジア諸国を見てみると、4階・13階以外にも14階・24階と「4」の付く階
を全て省いている物件が存在します。そのため25階建てといっても実際には21階建てである
といった建物が意外と多く存在します。
最後に自分は13階が無い物件より13階がある物件の方が良い印象を受けます。自分は
マンションの13階に住むことを検討した事もありますし、ホテルの42階に宿泊した事もあり
ますが、全く気になりませんでした。このあたりは文化の違いや個人の考え方の違い等
あるかと思いますが、忌み数だからといって13階や42階を飛ばさず、正確な階数で
表記してほしいと個人的には思います。
13階が無いビルのエレベーター操作盤